プログ

スマホアプリ「コインパズル」開発者の日記https://bit.ly/35gpWAB

光画が出来るまで①

iPhoneアプリ、新約・北風と太陽が多分もうすぐできる。
できるできると言いながら半年くらい経つ気がするが、今度は本当にできると思う。
ボクも26で、同じ事の繰り返しが増え、「アレはいつの事だったろうか。。」と言う場面が増えたので、記録の意味も含めて、ブログにこのアプリができるまでの道のりを書いてみようと思う。
少しでも興味を持って頂ければ幸いです。


2008年8月


今から丁度2年前の事だ。ボクは今と同じトキワ荘と言う恐れ多い名の家に住んでいて、隣には漫画の先輩のTさんがいた。Tさんとボクは仲が良くて、漫画を一緒に作ったりする程だった。
なんとフスマ越しでの生活を強いられているので、ペンネームはフスマゴシにした。二人ともいる時は音楽もかけれないし、独り言も言えない。ボクは独り言を言う習慣があったが、そのおかげで少し治ったと思う。今でも時々言う。
それでも、フスマを開いて音楽をかけたり、クーラーの涼しい風を分け合ったり(ボクの部屋にはクーラーがあるが、Tさんの部屋にはない)まぁ、窮屈な思いをする事も多かったけど、楽しくやっていたと思う。我の強いボクがそんな生活をもう3年も続けれているのは、単にTさんが人格者だからだ。そんなスローライフを3年くらいやっている。スローライフじゃいけないのだけど、怒られないとやはりスローになってしまう。


そんなボクたちが、週に一回くらい集まって一緒に漫画を作ろうと打ち合わせをした事があった。10個くらいアイデアがあったんだけど、結局形になったのは「北風と太陽」と言うフザけたギャグ漫画だった。(フスマゴシコンビはこの後、もう一話他の漫画を描く事になる)形と言っても漫画の下書きの下書きと言う非常にラフなものだ。所謂ネーム、と言うヤツだ。


ボクたちはネームを持って、出版社に行った。今思えば、ネーム1つで担当もいない出版社に乗り込むなんて、いい度胸してたと思う。2人で一社、ぼく一人で一社行った。評判はまぁまぁだったが、コレ一話だけあってもどうしようもない、と言う事だった。


とにかく、載らないんじゃしょうがない、と言う事で、この「北風と太陽」はお蔵入りする事になった。

つづく