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スマホアプリ「コインパズル」開発者の日記https://bit.ly/35gpWAB

森美術館「ネイチャーセンス展」

http://www.mori.art.museum/jp/index.html
大学時代の友人と森美術館に行ってみた。
一番心に残ったのは、入ってスグの吉岡徳仁さんの作品だ。


5メートルくらいの大きな箱に、羽毛がいっぱいに入っていて、扇風機がついている。
時折その扇風機が回って、羽毛が舞い上がり、新しい形を作り出す。
それはあたかも、砂漠の地形が砂嵐で刻々と変化していく時の様子を思わせる。
また、変化しなかった部分の上に新しい羽毛が乗り、層ができて、雪の地層の様にも見える。


確かにネイチャーセンス。


あとは、栗林隆さんの「境界」を意識させる作品。
地中と地上の境界を意識させるために、和紙を大量に目の高さに繋ぎあわせる。
時々和紙に穴が空いていて、そこから顔を出すと、和紙で作られた林が広がっている。
きっと地中のモグラは、ボクたちがプールに入って水から顔を出す時の様に、地面から顔を出すのだろう。
そんな事を考えてしまう。


きっと文字で「境界」って書いてもうまく伝わらないけど、この作品を見ると「あぁ〜〜」ってなると思う。
見えない物を可視化するのも、1つのアート作品を完成させる上での方法。


お盆時期なので、恐竜展も下の階でやっていて、そのためヒルズ自体にはファミリーが多かった。
しかし、森美術館には、あまり子供がいない。
お父さん、子供にもアート見せよーよー、とか思いましたとさ。