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スマホアプリ「コインパズル」開発者の日記https://bit.ly/35gpWAB

空気人形

を見た。
見始めて何分間かは、「何故是枝監督はこんな変態映画を作った?」と思っていたが、最後迄見ると納得。
「現代のニート問題や、派遣等の心ない世界を映した映画」だと思った


ただ、今回は「みんな心がからっぽ」等と口に出して説明していて、「幻の光」等の時の是枝監督作品に比べて、随分直接的なやり口だと思った。
監督は、この現状にある種の危機感を抱いていて、焦っている様に思えた
オウムが問題になれば、「ディスタンス」を撮り、派遣が問題になれば「空気人形」を撮る。
是枝監督は映画人としての責任感に満ちていると個人的に思う



それにしても、板尾さんがビッグボーイで働いているなんて、元気さんの作品のオマージュではないのか
そうでなかったら一体何なんだ


見終わって、もっとヒトに優しくしなければ、とか思った
けど、どーするんだろ?ヒトを蹴落としても登って行かなきゃ、みたいな立場にあるのに
みんな人を蹴落としてでも、登って行かなきゃなんないのに、どうするんだろ?
競争力ある社会はヒトに厳しい社会で、その矛盾にどう立ち向かうんだろう