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スマホアプリ「コインパズル」開発者の日記https://bit.ly/35gpWAB

塔の上のラプンツェル

見てきました。
良かったです。
ネタバレします。。

☆☆☆☆






















ディズニーの綿密に計算されたストーリーを感じました。
メインストーリーは「老婆の束縛に打ち勝ち、主人公が白馬に乗った青年と結ばれる」と言うところでしょうか。。
このメインストーリーに全体を乗せると、見事にこの目的に近づいたり、離れたりするシーソーゲームになっている事に気付きました。


まぁ、そう言う小賢しい事よりも、一緒に見てた映画館の子供達のウケようと言ったら。。
みんな笑ってたし、ちょっと泣いてたし。。
ディズニーって子供の心の掴み方が凄いなぁ。。と思った次第であります


また、見ていて、やはり、キリスト教圏の映画だなぁ。。と思いました。
全体が、とても大きな力に導かれて、その力は神なんですけど、その方向に物語が進んで行く安定感を感じました。
そこではキャラクターは活き活きとしつつも、一つの駒であり、神の恵みによって生きている感じが凄くしました。


日本は無神教で、キャラクターは途方に暮れたり、絶望したりする一方、「駒」に過ぎない感じはしないと思うんです。
邦画は「人間中心」だと思います。


またアメリカのキャラクターは葛藤しつつも日本人の様に情に流されたりしません。
それは、最後、ラプンツェルが老婆の本性に気付くシーン。
日本のヒロインなら、今迄の人生の全てを共にした老婆に対して、いくら悪者だと分ったからと言って、情を感じて、完全な敵とみなすのにためらいを感じると言う気がします。。
アメリカ人はきっと、割り切れる。
強いなぁ、と思います。


なんというか、凄く良い映画なんですけど、完璧すぎて、逆にケチをつけたくなりました。
日本人のボクから言わせると、ワビサビ(完璧な物の中にある、ちょっとしたほころび)的なモノが欲しいです。。笑

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