正月から見て来た訳です。
明日から仕事なわけで、今日ぐらいしか何となく見る日が無いんじゃないかと思いましてね。
いつも聞いている、シネマハスラーと言う映画評論の影響で、もう3DはIMAXしかダメなんじゃないかと思いまして、川崎までわざわざ行って参りました。新年早々。
3Dを見る為にコンタクトを買い、3Dメガネを付けて、メッチャ期待してみた訳です。
で。。。。
良かったと。
久しぶりに滅茶苦茶良いもん見たよ、と思いました。
しかし。。
本編が終わって、エンドロールが流れ始めた瞬間、観客が立つわ立つわ。
ええーーーって思いました。
みんな、コレ、ダメだったんだ。。って言う驚きと、エンドロールのカッコイイ映像が見えん、ってことで正直少し腹が立ちました。。
確かにストーリーは少しプロトタイプで、説明不足な点もあったかもしれませんが。。
この映画はソコじゃないだろう！！って言う。。
この作品は、2001年宇宙の旅から始まったSFの進化のある種の到達点にある作品だと思うんですよ。
2001年宇宙の旅で投げた豪速球をようやくキャッチ出来たのかなって。
2001年宇宙の旅はあまりに先進的でボクが最も好きな作品の一つなんですが、宇宙船の外装は、やはり少しレトロな臭いがします。
それに対し、トロンは今考えられる最も先進的なデザインで、多くのデザイナーが大なり小なりこの作品のデザインに影響を受けるんじゃなんだろうか、と思ってしまいました。
そしてまたいつか、トロンが投げた球をキャッチする映画があるんだと思います。
また、2001年への敬意を沢山感じる作品でもありました。
例えば、主人公の父がコンピューターの中の世界で暮らしている部屋のシーン。
これは2001年宇宙の旅の最後の部屋以外何ものでも無いでしょう。
そしてそこで食事をする時の、あの「カチャカチャ・・・」と言う無機質な食器の音は、2001年へのオマージュ以外の何ものでも無いでしょう。
さらに、ダフトパンクが作品の中でDJとして登場します。
コンピューターの世界の中のクラブみたいなトコロで普通にDJやってます。
支配人にもっと上がる曲をかけてくれ、と言われ頷きます。
その様子が妙に謙虚で笑えます。
ちょっと自慢ですが、2006年、ダフトパンクが日本に来た時、ライブ行ったんですね。
誘ってくてありがとう。
その時もダフトパンクの二人は、凄い謙虚に日本の「礼」をしたんですね。
頭下げてたんですね。。
あぁーー偉いなぁ、って。
ダフトパンクともあろう方がこんな謙虚って凄いなぁ、と思った訳です。。
スターとして滅茶苦茶無礼なのも好きですが、謙虚なのも素敵ですね。
そう、この映画は何と言ってもダフトパンクが全編に渡って曲を担当している訳です。
2001年のDVDの裏に、「想像を絶する程の映像と音楽の融合が素晴らしい」とありますが、コレもそれにあたると思います。
これからどんな時代になるんでしょう。
2001年宇宙の旅の頃、アームストロング船長が月に着陸し、時代は大宇宙時代を迎えました。
しかし、冷戦が終わり、宇宙技術を通して自国の力をディスプレーする必用が無くなり、宇宙熱は最近下火ですね。
スペースシャトルも終わりましたし。
逆に元気なのはシリコンバレーで、現在ロサンジェルスを中心とするアメリカ西海岸地域は世界の中心になりつつあります。
人々は宇宙に行く事よりコンピューターの内部への旅へ興味を持ち始めている様に思います。
これからどんな世界になるのかとても興味があります。
ボクは割とこれから企業より個人の時代になるんじゃないか、って信じてるんですよ。
それはボクがプラプラ就職もせず生きてる事への言い訳でもあるんですが。
めっちゃ個人的な話しですが、昨日、親にそんな話しをしたら、親はやはり個の時代なんか来ない、って言ってました。
そりゃ親はずっと企業で勤めて来た訳で、そう思いますよね。。
だけどiPhoneやブログ、Youtubeを使ってどんどん個人発信が可能になって来たり、SkypeやGmail等で個人事業主がガンガン営業を行える様になってきて、企業に任せるより、ずっと安価で請け負う事が出来る個人が登場したら。。
時代は個人に向かってると思うんですね。
昨日隣の部屋の人に「Waking Life」って映画見せてもらって、技術的革新が起きる周期はどんどん短くなってる、って話しがありました。
だから個人化の波も、それなりの早さで進んでいると思うんですよ。
でも、個人の時代だから他人に優しくしない、って言いたい訳じゃなくて、ただ、今までチームでやっていた事を個人でやる様になると思うだけで。
科学技術が発展して神様が希薄になっている現在、大事にすべきは友達くらいなモンで。
話しはブレブレですが、今年も宜しくお願いしますm(_ _)m
the musicのspikeのPVが何故かトロンだったので、貼っておきます
