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スマホアプリ「コインパズル」開発者の日記https://bit.ly/35gpWAB

アメリカ旅行紀〜1日目〜

16時45分に離陸する筈の飛行機は定刻になっても飛ばなかった。
理由は天候だそうだが、警備員が言うには成田はワインが一本足りなくても離陸できないから、そう言う理由で遅れているのではないか、と言う事だった。
 
結局離陸できたのは5時半で、それでも定刻に着く予定らしい。
枕や小さい財布など成田で買う予定だったが、とにかく色々な国の人で成田はごった返していたので諦めた。
唯一エアサイドに存在するセブンイレブンは店の外まで長蛇の列が出来て、帰国前最後の寿司屋と銘打っている寿司屋にはテイクアウトの外国人がいっぱいだった。
 
世界の魅力的な国ランキング1位やら円安やらも手伝って、コロナ明けの今、世界的に行くなら日本、となっているらしい。
 
そんな中、逆にアメリカに行く私は変わりものだろう。
 
 
なんとか9時間後にサンフランシスコに着いたが、現地時間の9時。私の頭は17時半に9時間を足して深夜2時半だ。私はぼんやりした頭で90分で乗り継ぎをしなければならない。
しかもその間には入国審査があるのだ。
入稿審査には長蛇の列が出来て、時間が無いので出してくれ、と交渉したりして、なんとか入国審査に漕ぎ着けた。
私の英語が下手くそな事に、入国審査官は明らかに態度が悪くなった。
アメリカはLGBTには優しいが、英語が出来ない奴には厳しいらしい。
どこに行くんだとか、何をするんだとか、煙草は何箱持ち込んでいるかとか、仕事は何だとか、教師なら何を教えているんだとか、色々聞かれた。
もし英語も教えている、と言ったらどんなリアクションをされただろう。
入国審査を抜けたら成田で預けた荷物を自分でラスベガス便に預け替え、搭乗前審査を受ける。
何とか間に合ってラスベガスへ。
 
ラスベガスは突如砂漠の中に現れた金ピカの街である。文字通り金ピカのビルがあるのだ。
道路は片道五車線あり、とにかく皆飛ばしている。
運転手はいかにもいかにもアメリカ人が聞きそうな古いロックを聞き、一緒に歌っていた。
 
私はシャトルバスのメンバーの中で1番最後に降ろされた。
着いたホテルはサーカスサーカスと言うラスベガスの外れにあるホテルだ。
1番安い1番場所が悪いホテルなのだろう。
表に超巨大なピエロの看板があり、なんだか不気味な感じがする。
 
めちゃくちゃデカく、40階建ての建物と20階建ての建物が内部で一つなぎになっていた。
中も外もややボロいが、汚いと言う程ではない。
スタバなどの飲食店も中にある。
ストリップと言う表通りからフロントに行くには、カジノを通らなければならないところとか、商売っ気が凄い。
 
中は迷路みたいで、エレベーターも途中で乗り換えないと自分の部屋にたどり着かない。
 
部屋は27階で無駄に広かった。
部屋からはラスベガスの街が一望出来る。
気が狂ったような巨大ビルが多いが、遠くに山が見えるので、大都会と言う感じはせず、どこか日本の萎びた田舎を思わせる。
 

その日は疲れて昼から寝てしまった。