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スマホアプリ「コインパズル」開発者の日記https://bit.ly/35gpWAB

ポアンカレ予想とI can see...

ボクはつい去年迄漫画を描いていていました。
スピリッツで賞も取りました。(共作です)



受賞作↓
http://atomic104.sakura.ne.jp/1.htm
その受賞作はI can see...と言う作品で、「愛が見える」女子高生の話です。
この話、実はアールヌーボー時代のフランスの数学者、アンリ・ポアンカレの提唱した、ポアンカレ予想にインスパイアされて描いた作品なのです。
ポアンカレ予想とは・・

ポアンカレ予想がよう分らん、と言う人は、この作品を読んで頂ければ、分る??
訳は無いのですが。ボク自身も分らないのです。というか、分る訳無いのです。
で、今日はこの作品がポアンカレ予想に影響を受けてるなんて、誰も突っ込んでくれないので、自分で突っ込んでみました。


それと、少し補足があります。

男子高校生の佐渡切君は、宇宙を一周して地球に戻り宇宙は丸いと言う事に憧れる天文学青年なのですが、実は宇宙が丸いと言う事はそれは証明できません。(高校生なので勘弁してやって下さい)
ドーナツ型の様な可能性もあるからです。ドーナツ型でも一周すれば地球に戻って来れますよね。


そこで、宇宙が丸い事を証明する為には、ヒモを用意する必用があります。
ロケットにヒモを付けて、宇宙に向けて発射しひたすら直進して地球に戻って来たあと、そのヒモを回収するのです。
ヒモが回収できれば、宇宙は丸い事になります。
逆に一つでも穴が開いていれば、ヒモは回収できません。

このビデオは地球について考えているので、若干納得がいかない気がしますが、これが宇宙となれば、宇宙の外側にはいけないと言う仮定があるとすると、非常にご納得頂けると思います。


そこでヒモのかわりに宇宙を一周するのが、この漫画の場合、愛なんですね。
愛が宇宙を一周していて、それを回収できれば宇宙が丸い事が証明できると。
漫画では、愛が宇宙を一周したらと空想しておしまい、なんですが。


と言う事で、現在ボクはアニメに情熱を燃やしている訳ですけれども、今作っている「聖アニマル学園」が完成したら、今度は、リーマン予想に関するアニメを作ってやろうと言う野望がある訳ですね。

リーマンショックではなく、リーマン予想です。
素数はこの世の設計図かもしれない、なんて、なんとも心躍るではないですか