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スマホアプリ「コインパズル」開発者の日記https://bit.ly/35gpWAB

21世紀の歴史

21世紀の歴史――未来の人類から見た世界

21世紀の歴史――未来の人類から見た世界

よくタイトルを見て欲しい。
20世紀の歴史、ではない。
21世紀の歴史、なのだ。


要は、予言の書。なのだ。
フランスのサルコジさんの顧問である、ジャックアタリさんの著書であるところでリアリティーを補強している。
あと、「アタリ」って
そして、何よりこのお方、サブプライムローンを起こる前から心配していたのだ。。
また、リアリティーを感じるのは、歴史をある種「力学的」に考えている点。
要するに、こう言う流れで来たから、次はこうなるよね、と言う事。
予測に入る前に、歴史が始まってから現在までの流れを要約しているのだ。


21世紀前半の流れを要約すると(かなり適当な解釈なので注意)
今後15年くらいは世界は多極化に向かって進むそうです。
企業以外の最強のフリーランスが現れ、彼らが市場を支配する時代が来る様です。
最強のフリーランスは「超ノマド」と呼ばれ、中には自分で傭兵を雇う者や、沢山の愛人を囲い込む者も出て来るようです。

その後、その様な超ノマドと言うメッチャ仕事の出来る超自分勝手な奴らに嫌気がさした人々が反乱を起こします。
また、世界中でアルカイダやその他過激派宗教集団が反乱を起こし、時代は「超紛争」に突入します。
「超紛争」では地球を滅亡させない程度の小規模の核兵器を含め、ありとあらゆる手段が使われるだろう、との事です。


そして最後に、「超ノマド」の中の1人が、その超紛争に歯止めをかけようと動き、それに共鳴した人々が新たな世界秩序を作り上げ2050年頃、「超民主主義」が生まれます。宇宙戦艦ヤマトイスカンダルみたいな国になるのでしょうか。


また、人類はiPhoneの次は、鍵や財布、時計、パソコン等全てを一つのオブジェにまとめたくなる様で、将来的には全ての移動型電子機器が一つに統合されるだろう、との事です。
ココはまぁ、誰もが考えそうな事ですが、将来的にはこれを体内に埋め込みたくなる、との事。
ここはボクの持つ身体感覚としてはにわかには受け入れがたいところですが。。
ボクたちより下の世代がやる事なので、まぁ、やってしまうのかもしれない。。ですよね


感想としては、まさにSF。本当にこんな世界、訪れるんでしょうか。
割と、松本零士さんとか、木城ゆきとさんとかが空想していたサイバーパンクみたいな未来観に近い様に思いました。
そう言う意味では、少しレトロフューチャー(昔の人が空想した古き良き未来観)なのかな、とも思いましたが、予測は、近々の予測より、少し距離を置いて客観的に見た予測の方が良く当たる、と言うのはままある事なので、十分こんな世界になる可能性はあるのかな、と思います。

また、2001年宇宙の旅で描かれた世界はまだ来ていない事を考えると、予言者の予測よりやや遅れて進んでいるのが人類の歴史、と言う事になるので少し遅れるのではないかな、と言うのが個人的な予想です。

果たしてボクが生きている間に、超民主主義は見れるのでしょうか。。「超紛争」とかで死ぬのはヤだなーーw