チェンジリング

諸先輩方が「イイ」と言っているので見てきました。
「イイ」です。

特に、自分みたいな立場にいるヒトには、凄く共感を得る作品なんじゃないでしょうか。
クリンストイーストウッドは、何であそこまで成功しているヒトなのに、こんなにも現実的で内省的で、どちらかと言えばネガティブな精神を持っているのかと思う。
多分自分とは違って、何が起きても絶対調子に乗ったりしないんだろーな。
それは辛い事の様に感じてしまう自分は、何と凡人なんだろうか。

池袋に行ったついでに、ジュンク堂で「クーリエジャポン」を立ち読み。
村上春樹のエルサレムでの会見の全文が載せられていて、ひどく共感。
「小説家みたいな立場のヒトは、巨大な硬い壁とそれにぶつかって割れる卵があったら、卵の方でなくてはならない。巨大な壁側にある作品になんて全く意味は無い」

それと今日、ギャラクシー銀座って言うアヴァンギャルドと言うにふさわしい漫画を買った
これはきっと、「卵が厚く硬い壁を突き抜けた」と言うにふさわしい漫画だ

ギャラクシー銀座 1 (ビッグコミックススペシャル)