ボクはトランスが好きな訳だけれども、時々、その宗教っぽさに自分でも引いてしまうときがある。
みんな、圧倒的に酔いしれてる感じがして、これは、オウム真理教の信者と大差ないんじゃないか、なんて思ったり。
逆にハウスのイベントに行くと、みんな適度に乗っている感じがして、絶頂感は無いけれど、自分や他人に引いたりする事も無い。
トランスとハウスの一番大きな違いは何か。
ボクは、BPMであると思う。要は速さである。
ハウスだって、速くすれば、トランスに聞こえてくる。
そこに気付いた時、はっとしたのである。
オウム真理教の信者達は、物凄い速さで「解脱へとお導き下さい」と連呼していた。
その時の彼らの恍惚とした様子は、なんらトランスミュージックと変わらないではないか。
では、ハウスは何にあたるか。
仏教のお経である。
木魚のBPMは何となくハウスの音楽くらいだと思う。
要は「速さ」って非常に重要な要素だと思うんですよ。
「速い」ってのは、やってる当人達は、絶頂感を味わう事ができるけれど、排他的になりがち。
ヒトラーの演説は滅茶苦茶速かったって言うし。戦争ってある種、トランス状態じゃないですか。
「遅い」ってのは、「なまけ」であるけれども、みんなで仲良くやりましょうって感じがするよね。
キリスト教だったり、大乗仏教だったり。
ちなみにボクは、資本主義社会だって、宗教だと思っていますよ。「遅い」方の。
資本主義社会を速くしたら、「ライブドア」みたいになっちゃうし、仏教を速くしたら「オウム真理教」みたいになっちゃうと思うけどね。
全然関係ないけど、エドはるみって、政界進出を狙ってると思いませんか？？
