http://www.oscar-oiwa-mot.com/
神保町に行ったついでに現代美術館に行く。
大岩オスカールと言う、ブラジル生まれの日本人で現在はニューヨークに住んでいる画家の展覧会を見た。
彼は、そのインターナショナルな活動っぷりで、多国籍な絵画を生み出す。
日本ぽくもあり、ニューヨークっぽくもあり。
ジブリアニメの様な感じもするし、オールウェイズ３丁目の夕日、みたいな昭和な感じもする。
作品数はそれ程多くないのだけれど、描き込みが凄くて、内容的に充実したものになっていた。
やはり、展覧会である、と言う点を意識して、鑑賞者の事を考えた作りになっていて、満足できた。
例えば、始めにインパクトのある、壁面いっぱいの魚雷を持って来たり、壁面の色を黄緑に変えてみたり。
最後に大岩さんのインタビュー映像があって、淡々とした口調で、
「作品を作るのは、マラソンみたいなものだ」（要は毎日コツコツやるしかない）
と言う事をおっしゃっていて、非常に共感した。
大岩さんは、どちらかと言うと、百戦錬磨の実業家みたいな感じがするんだけど、それでいて、こんなドリーミーな作品を作るんだから、素敵だなぁ、と思う。
