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スマホアプリ「コインパズル」開発者の日記https://bit.ly/35gpWAB

国境の南、太陽の西

今日は塾で試験監督
生徒達はわざと前の方に座らせ、自分は後ろで小説を読む、という怠慢っぷり


でも、この小説、エロくて、なんだか、試験監督中に読むのは生徒に後ろめたい感じがして、結局帰ってから読む


まぁ、一般的な言葉で言ってしまえば不倫の話
村上春樹さんの小説に関してはいつものコトなんだけど、主人公の目線から描かれていて、物事はゆっくりと淡々と進む
村上春樹さんの主人公は何かしらの言葉にはできない目的を抱えて生きていて、主人公自身はその事に無自覚
主人公自身の目的が小説の主題であり、それはいつも言葉にはできない大きなものなのだと思う


官能的な場面はしっかり官能的に描かれていて、やっぱ技術は流石だなぁ、と思う
浮気の是非については曖昧で、是非すらも議論する気もない、って感じだけど、どうなんだろう?
春樹さんの小説の主人公はいつもある種、倫理観に欠ける事が多い気がするが、それが文学と言うものか
いや、むしろ普通のヒトが倫理観によって覆っている部分を剥がしてしまう感じか


そう言えば前に誰かが「ホントの恋愛は不倫」とか言ってて、ボクの人生はそうなりませんよーにと願う