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スマホアプリ「コインパズル」開発者の日記https://bit.ly/35gpWAB

鼠3部作

風の歌を聴け

風の歌を聴け

1973年のピンボール

1973年のピンボール

羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)


読みましたぞ村上春樹鼠3部作
何も知らずに3部作の最後にあたる、「羊をめぐる冒険」から読んだ
でも、全然大丈夫
村上春樹の小説は「ボーボボボ・ボーボボ」と同じくらいどこから読んでも大丈夫
要するに意味が分からんと言う事です
意味が分からんのによんでしまうのは、世界を良く描写できているなぁ、と思うから
世界に意味を見出すことはできても、本質的に人間は世界の意味を理解することは困難だと思う
それと同じ様に村上春樹の小説の意味を理解することは困難だと思う


それにしても、彼の小説の主人公はみんな同じで、女の子もかなりプロトタイプだと思う
村上春樹の描く女の子は必ず「世界って○○なのよ、わかるでしょ?」って言う。オレには分からんと)
それこそ、オレがそんな主人公を描こうものなら、みんなから、こんなプロトタイプな女の子いないと、怒られてしまいそう
彼の小説にとってキャラクターは駒にすぎないのじゃないかと思う
それは彼が確立した手法でもう誰も批判できないものになってしまっている気がする
そして必ずエロい
彼にとって恥部は恐らく恥部ではないのだろう
なんとなく、性に対して肯定的というか、もはや何も隠す必用すらないだろう、って感じ


3部作を通じてボクは「鼠」ってキャラが好きで、あぁ、こういうヒトいそうでいないなぁ、と思った
とりあえず、村上春樹くらいは全部読もうと、今は「国境の南、太陽の西」を読んでいます
でも、意外と村上春樹って小説多いんだなぁ