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スマホアプリ「コインパズル」開発者の日記https://bit.ly/35gpWAB

ヨーロッパ旅行紀〜最終章〜

2年前なので、少しうろ覚えですが、書きます。



11日目〜オジサンとの出会い〜

イギリスでの2日目の朝は、とりあえず孤独を感じたのでユースホステルにいる人に話かけました。
アジア系の人なら話しやすいかと思って、話かけたら、韓国人でした。
シャーロックホームズが好きらしくて、そのゆかりの地を見に来たとの事でした。



9時にロンドンの三越に集合して、ツアーに参加しました。
標準時子午線を巡るツアーだった気がします。
そこで、オジサンに話かけて仲良くなり、一緒に観光しました。




雨が降って来て、慌ててはいましたが、とりあえず標準時子午線を跨いで写真を撮りました。
その後、バッキンガム宮殿やビッグベンの時計台にも行きました。

バッキンガム宮殿にも行きましたが、割とがっかりな感じでした。




その夜は、1人でロンドンアイと言う、ロンドンを一望できる大観覧車に乗りました。
待ち時間に、ロンドンアイからの映像を映しているテレビを見ました。
30台くらいのテレビがズラリと並んでいたのですが、全部サムスン製品で、韓国企業の勢いを感じました。








12日目〜エリザベス王朝の陰で〜

その次の日は、オジサンとバスと言う町に行きました。
英語のバス(風呂)はこの町で発祥した事が由来になっているそうです。
ギリシャ人がイギリスを支配した時に大浴場をこの町に作ったそうです。

その後、バスに城がある、と言う事でオジサンに案内されて行きました。
写真はその途中の木です。
魔女の木みたいでしょ?
ヨーロッパ独特、日本には無い感じです。
枝がクネクネと曲がっているんです。

ヨーロッパの遺伝子というか、雰囲気ってのは、こういう自然のデザインから作られているのかもしれない、と思いました。




城の写真は、うまく撮れていなくてありません。。


とりあえず、バッキンガム宮殿より数倍大きくて、良かったんですね。
ロイヤル・クレッセントってヤツですので、よろしければググって下さい。


ジョージ王朝と言う事で、今のエリザベス王朝とは違う系譜らしく、全く国を挙げて見せようとはしてません。
何か黒々としたエリザベス王朝の流れを感じました。



その後は、ブリストルにある、世界一高い吊り橋に行きました。
ここも良い写真が無いんですが、その途中で撮った教会の写真です。

虹が、かかってたんですよ。

あんまり有名じゃない観光名所ですが、こう言う場所が好きですね。
しかも知らないオジサンと二人で来る、って言う訳分かんない状況が面白かったですね。







13日目〜グラストンベリーには行けなかったけれど〜


最終日は、伝説のロックフェス、ウッドストックが開催されたと言うグラストンベリーに行きました。
いや、行こうとしました。
が、日曜日はバスが休みなんですね。

そこでオジサンの会社のイギリス支社に行く旅に同行しました。
「旅は道連れ、世は情け」
とはこの事です。

「ヤットン」
と言う、いかにも田舎臭いネーミングのその町は、やはり田舎でした。
この駅ですね↓
http://www.dudleymall.co.uk/loclrail/brisexeter.htm
道を歩いていると、歩道も無いし、後ろからバンバン車が来て、メチャメチャ危ないんですね。
道も暗くなり、終電に間に合うかどうか、非常に不安な状況でしたが、とりあえずその支社を目指します。
不安になりながら、地図通り歩く事1時間。

その支社はありました。
支社と呼ぶにはあまりに小さな片田舎の工場です。
オジサンは社員証でも持ってて、中に入るのかと思いきや、外から見るだけ。
しかし、オジサンはウンウン、と頷き、満足した様子。

帰りは終電を考えると、歩くと間に合いません。
そこで、近くのガソスタでタクシーを呼んで駅まで帰りました。
寒かったなぁ。。

なんとか終電に間に合ってロンドンまで。
ロンドン駅でオジサンに奢ってもらったフィッシュ&チップスは一生の思い出になりました。
マズいマズいと聞いていたわりに、割と美味しかったですよ。

14日目

最終日は帰るだけですね。
成田まで13時間の長旅です。
エコノミークラスの隣の席に船乗りのポーランド人が乗っていました。
ガタイが良い上に、真ん中の肘掛けを独占しちゃって結構窮屈でした。
後ろには空いている席もあって、オバサンが4席も取って横になって寝てるし。
不平等を感じたので、強引に交渉して一席譲ってもらってそこで寝ました。


イギリスを総括すると、オジサンとの思い出が大部分を占めていた気がします。
私はこれから会社員になるぞ、って時期でした。
20代の夢を追っていた時期を終了させ、30代は地元で細々と生きて行く、、
まぁ、こんなものかなぁ、と思いつつも、少し残念でもあり。
東京への未練もあり。



オジサンはイギリス支社を見ながら頷いていました。
オジサンにとってそれは、キリスト教徒が眺めたマリア像だったのかもしれません。
無宗教の日本にとって、会社とはそこまで心の拠り所となり得るものなのか。
自分は果たしてどうか。
そんな事を考えながら。



あれから2年が経ちました。