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スマホアプリ「コインパズル」開発者の日記https://bit.ly/35gpWAB

ヨーロッパ旅行紀9日目

少し乗って来たので、一気に書きますね。
9日目〜オランダのアートの歴史を感じる日〜


今回の旅の大事なテーマは美術館巡りですから、やはり美術館に行きまくらなければいけません。
まず、アムステルダム市立美術館。

ここは、当たり美術館でした。
もちろん、規模とかいろんなモノで言えば、ルーブルが一番なんでしょうが、ルーブルって言うと素人臭いので、ボクは今後ココをお勧めしたいと思います。


ボクはデザイン科卒です。
だから、デザイン寄りの美術品のコレクションがやはり、垂涎モノですね。
イームズの椅子とか、黄金律を意識したポスターとか。


ポスター一つとっても、やはりオランダ人の平面の中の構図の取り方って完璧だと思うんです。
その構図の取り方の上手さの一つの到達点と言えるのが、やはりモンドリアンでしょう。

モンドリアンの絵は白の中に青、赤、黄の方形が並んであるだけです。
それなのにモンドリアンの絵にはどうしても、緊張感と高級感が漂ってしまう。
この色の配置は、京都の龍安寺の岩の配置に通づるものが。。的な。。
まーなんて事、素人のボクが言っても格好付かないですが。


オランダの形の一端が見えるのは、サッカーのオランダのユニフォームでしょう。
あの背番号のパキッとしたフォント。
あのパキッとした感じがオランダなのかもしれません。
オランダのサッカーチームが時計仕掛けのオレンジ、なんて呼ばれるのもパキッとしたイメージのあるオランダの雰囲気から来てるのかなーと思ったり。



そして、もう一つ行った美術館は、ゴッホ美術館でした。
ゴッホの絵の多さ。
その生産力。
しかし、生前はほとんど誰も振りかえらなかった様で。
切なし。


ゴッホと言えば、アーティストオブアーティストですが、オランダ人だったんですね。
ゴッホの生み出す素晴らしいアートが今のセンスあるオランダを作ったのかな、とも思います。
やはり、国民性は傑出した国民によって作られて行く部分もあると勝手に思います。

他にもいくつか美術館を回りましたが、この日ピンと来たのはこの2つでした。
ご飯も美味しく、金は減る一方でしたが、旅先でケチってもしょうがないので、悠々と一人でレストランで食べました。


アムスは良い街ですが、やはり、孤独。
たった2日で孤独を感じてしまうなんて、一人旅の才能が無いのかもしれません。



最終日、泊まっていたオリエントホテルの窓から隣の建物の屋根に出られる事に気付きました。

そこから何軒か屋根の上を歩いてみました。
高所恐怖症にしては頑張りました。


屋根に座って、街を見て、なんか地球の裏側に来てしまった自分に驚きました。
アムスの暖色系の瓦っぽい屋根。
一軒一軒は細くとても高い建物で、日本とはまるで違います。
あー遠くに来たなー。


アンディーウォーホールってアーティストが
「人生は毎日少しずつ変化してく映像を見ている様なものだ」
と言ったそうです。


このアムスで過ごした三日間は、多分、別の映画だったと思います。
多分、この先何年生きれるか分らないけど、後々夢の様に思い出す、そんな瞬間だったと思います。