- 作者: 渡邊直樹
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2008/03/18
- メディア: 単行本
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現代の論客達が、評論を寄せています。国語のセンター試験の第一問って感じの文章が延々と載ってて、まぁ、決して面白い本ではありません。
やっぱり、「現代」を扱った本なので、「萌え」についての見解が多く出てきます。
少し上の世代のヒトの目には、今のニートやオタクと呼ばれる人々は、非常に奇妙に映る様です。
論客達は、彼らや、「萌え」と言う概念を何とか理解しようとしようとしています。
一番面白かった「萌え」の解釈。
「神は自然に対する畏怖を具現化したものであり、萌えは異性に対する畏怖を具現化したものである。」
なるほど〜と思いませんか?
昔のヒトは、自分たちではどうしてもコントロールできない自然と言うものに脅威を感じ、何とか親近感が持てるものにしようとして、人格化した。
それが「神」
現代人は、コミュニケーション不足が原因で、異性に畏怖の念を抱いているので、なんとか、親しみがもてる様に、デジタル化を行う。デジタル化された異性を総称して「萌え」と呼ぶ。
人間が人間に畏怖の念を持つって、、何なんでしょ、、