池袋のパルコの上から女が落ちて、地上にいた男に当たった。女は死に、男は意識不明の重態。
漫画描きとして、何かを感じずにはいられない事件だ。
その女のヒトがどんな気持ちで死んだのか、皆様もちょっと考えて頂けるでしょうか
その女のヒトの死に至る迄の経緯を思うと、現代社会のひずみと言うか、膿みというか、そんなものを感じる
というのは、池袋パルコ前は、ボクは最近西武池袋線沿線に引っ越して良く通るのだが（池袋パルコにはウチの住民が多用する世界堂と言う文具店がある）、おそろしくヒトの多い場所で、そこに落ちれば誰かに当たってしまう事なんて、容易に想像がつく筈だからだ。要は、はじめから誰か一緒に殺して死のう、って思ったんだと思う。
悪いのはそのヒトを殺して死のうと思った自殺した方だと思うけど、そういう「もうめちゃくちゃになれ」って思って死ぬ自殺者を生んでしまう社会ってのは、実際そうとうヤバい感じがする。
ウチのカーさんが、「漫画描くならみんなが笑顔になる話を描きなさい、というか、就職しなさい。漫画家なるならミュージシャン目指しなさい、そっちの方がヒトに言う時かっこいいから」と言っていたのを思い出す
