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スマホアプリ「コインパズル」開発者の日記https://bit.ly/35gpWAB

メタボリズムの未来都市展:戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン

飲み会ついでに森ビルへ!!
今回は、建築がテーマ。
建築が題材になったのは、7年前くらいにやってた、アーキラボ、ぐらいでしょうか。
アーキラボ以来の建築と言うアートを見てきました。


やっぱ凄いですね、地球に巨大なモノを遺す建築と言う仕事は。。
代々木体育館を作ったのは、今日の題材に上がっていた丹下健三氏ですが、やはりあの巨大な奇妙な形を見る度に建築の力を感じてしまいます。


まぁしかし、丹下氏のデザインする家に住みたいかと言うと、ビミョーですよね。
自分的には。
丹下氏のデザインは無機質で構造的で、ロボットの住居みたいです。
コンクリートの打ちっぱなしの建物は無個性の象徴で、人間の皮膚の温かみの対極にあるものの様な気がします。
しかも、延々と同じ部屋が続く。。


また、山梨文化会館に代表される丹下氏の文化複合施設は、出版、テレビ局、その他メディア、市役所が合体した施設で、一つの建物に権力が集中すると、地理的な近さから様々な癒着が起こり、個人的にはあまりよろしくない気がします


まぁ、おそらくそんな事が原因で実現しなかったものが多かったんでしょうが、実現しなかったとんがったプロジェクトは、心引かれるものが多々ありました。
実現しなかった巨大建築物の映像は、圧倒的な存在感を持ち、しばしスクリーンの前で恍惚としてしまいました。


最終的に今回のメタボリズムと言うものは、「自然と対峙する立場にある建築」だと感じました。
エントロピーの極めて低い建築、即ち完璧な均整を目指す建築はやはり20世紀の建築だと思います。
丹下健三の作るものはどこかイルミナティっぽいと言うか。。
高度成長期、人間が万能性を感じ、自然を超越しようとしていた時代の遺物だと思います。
去年の震災もそうですが、やはり人間は自然に勝てない訳で、21世紀の建築はやはり、安藤忠雄地中美術館や、フランクロイドライトの落水荘の様な、自然と親和性の高いものが良いと思います。