みんな〜やってるか

みんな?やってるか! [DVD]

北野武（敬称略）の映画はこれで全部見させて頂きました
いや、捨てる映画は無いね

この作品は、ある種、自分の世界を撮った作品だと認識させて頂いております

北野武の映画は大きく２つに分ける事ができると勝手に思っております
「タケシーズ」「監督ばんざい！」「みんな〜やってるか」の３本と
それ以外。

ストーリーが破綻しているか、そうでないかと言う分け方です。（前者の３本は破綻している）
ストーリーが破綻している映画ってなかなか無くって、それは寂しい事だと思っております

絵画や彫刻の世界では、抽象絵画等の様に理性の破綻が許されているのだけれど、映画や小説では理性を破綻させる事は極端に嫌われます
所謂、時間芸術と言われる分野では、特に日本において、「意味性」が求められている気がします
漫画も映画も小説も「何が言いたいのか」と言う事を作り手は突きつけられている気がします

そういうのって、所謂「成果主義」で、結果を求める傾向なんだと思います
日本人のそういうとこが、「何が言いたいの」って言葉に繋がってるんだと思う

じゃなくて、もうちょっとプロセスを大事にして欲しいな、ってのがボクの意見です
映画も小説も、見ている時には、何かを感じているわけで、そういうのを大事にするべきじゃ無いかと言うのがボクの意見です

まぁでも、ボクは「面白くない」の一言には何も言えない訳ですが